2008年08月29日

KING DIAMOND「AT THE GRAVES」

KD&MF.JPG

HBD.JPG
今週の火曜日で、35回目の誕生日を迎えました。
四捨五入したら、四十っすよ.....
まったく早いものです。
十年前を振り返ってみても、既に社会人だったワケですから、
年輪を刻み続けた大人の仲間入りだなぁとつくづく思います。

かの、織田信長公が詠った、
「人間五十年 下天のうちを比ぶれば 夢まぼろしのごとくなり」。
彼が愛した、能の「敦盛」であり、明智光秀の謀反「本能寺の変」にて、
自刃する前に、炎に包まれながら詠った事でも有名です。

織田信長が上洛、足利政権であった室町幕府を終焉させたのが、
ちょうど、彼が35歳ぐらいの頃。
彼の上洛により、中世と近世の区切りが生まれたそうです。
彼が詠う“人間五十年”にて、最も勢いのあった歳であったような気がする。

あのハリウッド俳優、ハリソン・フォードは、
往年の名作「スター・ウォーズ」のハン・ソロ役を射止めたのが35歳の頃。
また、ケヴィン・スペイシーは、ブライアン・シンガー監督作品、
「ユージュアル・サスペクツ」、デヴィッド・フィンチャー監督作品「セブン」など、
話題作に立て続けに出演したのが35歳の頃。
そんでもって、ジョージ・クルーニーも、
「フロム・ダスク・ティル・ドーン」で本格的にハリウッド進出したのが35歳...

男が惚れる「男」たちのバイオグラフィーに、35歳と言うのは、
人生の分岐点であり、努力が実り、開花する時なのかもしれない。
僕も頑張らなくてはと、つくづく思う次第でございます。

そんな僕に、各現場でいただいた、面白いプレゼントが↑の写真です。
ありがとうございました。
「B型 自分の説明書」は本当に面白い本でした。

さてさて、すっかり日本を席巻してしまった「デトロイト・メタル・シティ」。
遂に、その「DMC」が実写映画化され、先週公開されました。
今週の映画ランキングでは、「ポニョ」の首位には及ばなかったものの、
初登場2位を獲得し、幸先の良いスタートを切った作品。

メタル・ファンのみに支持されていては、こんな快挙は成し得られません。
連日の映画公開前のイベントの盛り上がりを見る限り、
メタルには縁遠そうな男性、女性たちを虜にした作品のような気がします。
とは言え、メタルを経てきた僕らからしても、
大爆笑必至であり、こんなバンドいたなぁ...みたいな見解が出来る。

おまけに、主人公のヨハネ・クラウザーII世の根岸君が本当に愛している、
渋谷系ポップは、フリッパーズを経てきた僕ら世代ドンピシャだし。

もし、「DMC」は好きだけど、DMCのようなバンドは知らないと言う方へ、
今回のメタル無頼漢はフィーチャーしていこうと思う。
そしてピックアップ・アーティストは、勿論彼らしかいない!!!

デンマーク出身のキング・ダイアモンド!!!!
DMCのようなデス・メタル・バンドではないが、
後のメロディック・デス・メタル、そしてブラック・メタルに
多大なる影響を与えた、1985年デビューから、
今もなお、その強烈な存在感を放つ偉大なるアーティストである。

そのキング・ダイアモンド、1989年発表の4thアルバム
「Conspiracy」をピックアップ。

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2005年から、「ヤング・アニマル」で連載が開始された「デトロイト・メタル・シティ」。
とにかく、卑猥極まりない作風により、男臭さ漲る漫画ではあったが、
急速にファンを拡大し、様々なメディア・ミックスが進み、
連載3年目にして、実写映画化までいった、まさにスラッシュ・メタルのバッキングの如く、
たたみかけるよな展開で成長していった異例な作品と言える。

調べてみると、原作者である若杉公徳氏は、メタラーではないらしく、
メタラーではない視点ならではの、「デス・メタル」を描いたことにより、
幅広いファンを獲得したのではないだろうか??

ハロルド作石先生の「BECK」、矢沢あい先生の「NANA」など
ロック・バンド結成から追ったバンド漫画が注目されたが、
僕ら世代からすれば、「イカ天」などのバンド・ブームが、
テレビなどで大きく取り上げられていた時代だっただけに、
“バンドをやろうぜ”と思う気持ちを奮い立たせてくれるメディアが、
今のテレビや雑誌などを検証しても、当時に比べると少ないような気がする。

とは言っても、最近の日本のバンドたちのクオリティの良さはハンパじゃない。
末恐ろしい若手たちが、どんどんシーンを賑わしている。

RADWIMPS、9mm Parabellum Bullet、チャットモンチー、
the band apart、マキシマムザホルモン、ELLEGARDEN、
キャプテン・ストライダム、オレスカバンドなどなど....

またSUPERCAR、くるり、ハイスタを中心としたPIZZA OF DEATH系列アーティスト、
アジカン、サンボマスター、銀杏BOYZなども僕世代からすれば、
ニューカマーとして注目したバンドだったような気がする。

まさに、群雄割拠な日本のロック・シーンにおいて、
存在感をガツガツ見せようとせず、マイペースな展開で、
己の音楽を発信するバンドが多いような気がする。

それに比べて、僕らは、ビジュアルやテクニックを前面に押し出そうとする、
バンドやグループに注目してしまった世代な気がしてならない。

本家悪魔ロック.jpg
“不良の音楽こそ、ロック”のようなアイデンティティ、
そして女の子から黄色い声援をもらいたいと言う、男ならではの願望、
そんなキッカケから生まれた「ロック道」は、もう時代遅れなのかも....。
そんな時代遅れで不器用なフレーバーが、
今回の「DMC」に面白く描かれていることにより、話題を生んだのでは?

もし「DMC」の事を始めて知る僕ら世代がいるならば、
真っ先に聖飢魔IIや筋肉少女帯などを思い浮かんでしまうかも....。
若い世代からすれば、聖飢魔IIは、KABUKI ROCKSと同類扱いされる、
コスプレ・バンド、コミック・バンドのように軽視してしまうのでは?

今でも聖飢魔II、筋少大好きな自分としては、
“オマエら、彼らをバカにするなよ!!!”っと叫びたくなるかもしれないが、
この日本のロックの急激な向上を目の当たりにすると、
そんな投げかけも出来なくなってしまう自分がいる。

あさと作くらうざー.JPG
熱いロックが激減し、洗練されたロックが日本ロック・シーンの土台になった昨今にて、
「DMC」を漫画の世界ならではの笑えるバンド物語として読まれる事により、
僕が好きだったバンドは、「漫画の世界だけでいいよ」って言われてしまうのかも。

そして、この流れがメタル・シーンの衰退を生み、
一部のマニアにしか受け入れらないヲタクな音楽扱いをされちゃうんだよね。
まぁ、この流れに対しては、憤りなんかは感じませんけどね。
音楽シーンなんて、そんなものです....。

このブログも、そんな時代遅れな楽曲を振り返ることにより、
メタルの滑稽さや、カッコ良さなどの多面性を紹介する事により、
好きな人には、懐かしんでもらえればいいし、
メタルを知らない世代には、へぇーーって言ってもらえればと思う。

そして今回のピックアップ・アーティストは、
何事にも冷め気味な若い人たちにも、「DMC」のように興味を持ってもらえる
バンドなんじゃないかな??

KD@.JPG
ねっ?!
もう、写真からバカっぽいでしょ??(笑)
でも、すっごく楽しそうなところが、この頃のバンドの良さなんだよね。
ニコニコ顔で中指を立てるところが、ドン引きポイントであり、
「DMC」を髣髴させているような気がしてならない.....(笑)
中学時代の修学旅行で、意味を知らずに中指を立てた写真があるんだけど、
今見ると、ため息が出てしまうほど後悔しています(笑)

さて、改めて、紹介すると彼らの名はキング・ダイアモンド。
奥に並んでいる心霊写真のような男がキング・ダイアモンド様(笑)
パンフルートをも使いこなすキング・ダイアモンドは、
ホワイトフィッシュ、ブラック・ローズというバンドで活動を経て、
ブラッツというバンドで活動していたギタリスト、ハンク・シャーマンと出会う。
そして、デンマーク、コペンハーゲンで1980年、マーシフル・フェイトが誕生した。

MF.jpg
1980年から1985年まで活動したマーシフル・フェイトも、
最初っから、クラウザー全開のキング・ダイアモンドではなく、
写真のように、レザー・ジャケットにハーレー大好きで、
ジャック・ダニエルを飲んでそうなオッチャンみたいな風貌(笑)
今年の3月に紹介したアリス・クーパーも、ネジが一本づつ抜けてしまったかのように、
人格と風貌が徐々にサタニックへと変貌してしまった....。
まさに、根岸君がクラウザー化してしまったような(笑)
まぁ、↑の写真のままだと、人数の多いモーター・ヘッドに見られがち(笑)

とにかく、キング・ダイアモンドの恐怖を感じさせる高音ボイス、
そしてオカルトな世界観と、NWOBHMならではのメロディー・ラインが、
極上にブレンドされたマーシフル・フェイトならではの楽曲。
また、ハンク・シャーマンと言うテクニカルなギタリストを擁していたのも、
彼らのバンド成功のひとつかもしれない。

1992年に再結成したマーシフル・フェイトであるが、
1985年に、ハンク・シャーマンを除くメンバーたちで、
もっと悪魔的サウンドを追求したバンド、キング・ダイアモンドを結成する。

こえーばんど.JPG
振り返れば、キング・ダイアモンドの登場により、
ルックスが怖いバンドは続々と現れたものだ.....。
コミカルな風貌にも見えがちなキッスだって、小さな子供から見れば大泣きだろう。
「DMC」のヨハネ・クラウザーII世は、「サツガイ」、「レイプ」などの決めセリフで、
攻撃的&破壊的要素が強い風貌の持ち主。
当時のL.A.メタル全盛期のモトリーやW.A.S.Pのような存在に近いかも。

しかし、グウォーを筆頭に、スリップノットやローディーと言った、
楽器のメンテナンスよりも、特殊メイクのほうが金が掛かるのでは?
っと、変な心配をしてしまいたくなる、強烈なバンドもいる。

彼らは、他のバンドを圧倒させる差別化を図ったパフォーマンスではなく、
何か人間的に、ちょっと壊れてしまったような人種が集まったバンドかも。
そんな彼らには、DMC信者ばりな熱狂的ファンがいる。
3年前のサマーソニックに行った時、一台のワゴンから、
スリップノットのコスプレ集団がゾロゾロ出てきたときはビビりましたよ(笑)
あと、この暑い中、大変だなぁって思いました(笑)

まぁ、もっとヤバかったのが、生きた鳩や蝙蝠を食いちぎったオジーだけどね(笑)

KDA.JPG「こんな俺とバンドやらない?」なんて、
←のような顔で言われても誰もが拒むハズ(笑)
しかし、昨年までに12枚のアルバムを発表し、
メンバー・チェンジなども繰り返しながら、
今もなお、その存在感は健在であり、
メタル・シーンに残してきた功績は絶大。
デンマーク出身と言えばプリティ・メイズと言う
イメージがあるが、彼らの名が浮かばないのは、
それだけ、デニッシュな雰囲気を消し飛ばす、
大御所オーラがほとばしっているからかも。
とは言っても、ルックスが損している…。
中学時代の僕は、この風貌で聴く事を拒絶!!(笑)
しかし、聴いてみたら、メイデンやプリーストを髣髴させるメタル・バンド!!!

そんな「DMC」に因んでピックアップしたキング・ダイアモンドの
ピックアップ・ソングは、4thアルバム「Conspiracy」のオープニングを飾った曲、
トータル8分強の壮大なるナンバーexclamation×2「At The Graves」exclamation×2

このアルバムにより、キング・ダイアモンドはメイクを変更した。
なぜなら、映画「デトロイト・メタル・シティ」にも出演した
大御所キッスのジーン・シモンズから怒られちゃったから(笑)
そのせいか、このアルバム・ジャケットは、
キング・ダイアモンドの強烈な表情がドーーンとデザインされていて、
まるで、「ジーンさん、コレでイイっすか?」っと投げかけているみたい(笑)
キング・ダイアモンドさえも震え上がらせるジーン・シモンズと対峙した、
松山ケンイチ君演じるクラウザーII世の迫真の演技は見物かも(笑)

まぁ、メイク変更と言うより、顔が汚れているみたいなキング・ダイアモンドだが、
「At The Graves」で聴かせてくれるサウンドは最高です。
ドラマティックな構成の楽曲に、高音&低音を巧みに歌いこなす、
キング・ダイアモンドのヴォーカル・パフォーマンスが凄い!!!
マイケル・デナーとアンディ・ラ・ロックのツイン・ギター・プレイ中に、
ツェッペリンの「移民の歌」のフレーズが盛り込まれたりと、
遊び心がありながらも、転調を繰り返すギター協奏曲は寒気モノです。

今回は1992年に再結成したマーシフル・フェイトのアルバム
「In the Shadows」に収録されているインスト・ナンバー
「Room of Golden Air」とピックアップ・ナンバー「At The Graves」を繋いだ、
METAL無頼漢オリジナル編集で楽しめますんで、放送のほうもお楽しみに!!!

asato with L.A.Guns.JPG
ちょっと更新が遅れ気味でして…。
さてさて誕生日を迎えまして、不思議なものをいただきました。
懐かしいのが、ファミコンのソフト「ソンソン」。
横スクロール式で「マッピー」のようなゲームですよね。
あと、「URUMA」という沖縄オリジナルの煙草。
そして、「へこたれへん」&「どM」と言うライター。
皆さん、どうもありがとうございましたぴかぴか(新しい)

さて僕の誕生日が訪れたときは、もう夏の終わりです。
「24時間テレビ」が放送されたり、高円寺の「阿波踊り」があったり、
ラジオでは山下達郎さんの「さよなら夏の日」が流れたり…。
そんなノスタルジックになってしまう時期なのに、
なんだか天候が不安定ですよね....。
猛烈な豪雨が降ったりと、なんだか、いつもの夏終盤じゃないです。

みなさんにとって、どんな夏でしたか??
(キング・ダイアモンドを紹介してからのコメントじゃないね(笑))
posted by 佐藤朝問 at 22:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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