2008年11月01日

SHOTGUN MESSIAH「THE EXPLORER」 & LEATHERWOLF「BLACK KNIGHT」

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oshi@.JPG
11月1日から、ジョン・ウー監督の超大作「レッドクリフ」が公開。
あの「三国志」の歴史的合戦“赤壁の戦い”を総制作費100億円と言う、
アジア映画至上最高額の制作費を投じた映画「レッドクリフ」。

前情報を知らなかった自分は、トニー・レオンが劉備を演じるのかと思いきや、
呉の国の軍師、周瑜を演じると言うからビックリ。
我が日本が誇る俳優、金城武が希代の名軍師、諸葛亮孔明を演じる。


「三国志」の主人公と言えば、“桃園の誓い”を交わした劉備、関羽、張飛の三人。
彼ら三人と孔明の蜀の国を主軸に、曹操の魏の国、
そして孫権の呉の国による、“天下三分の計”におけるバトル絵巻こそが、
僕の知る「三国志」だっただけに、配役に意外性を感じた。

調べてみると、当初、劉備には、チョウ・ユンファの予定だったらしく、
曹操には渡辺謙さんの名前が挙がっていたようだ。
これで、孫権を韓国の名優ソン・ガンホが演じていたならば、
中国、日本、韓国の壮大なるアジアン・ムービーが出来たかもね....。

僕は、一応大学が歴史学科卒業なので、歴史絵巻が大好きです。
僕の学科の友人には、西洋史専攻もいれば、考古学専攻もいる。
今回の「三国志」が大好きな友人は、当然ながら東洋史を専攻していた。
そんな中で僕は、日本史を専攻しており、戦国時代のゼミに所属。

日本人は、特に男性は、戦国時代の男のロマンに惚れてしまうものであり、
その流れが「三国志」にも惚れてしまう所以の様な気がする。

そんな自分は、日本の城が大好きなんです。
武将たちの威厳とプライドが漲る要塞である城に、
なんとも言えないロマンを感じてしまう一人です。

先日、僕は埼玉県行田市にある忍城(おしじょう)に行ってきました。
忍城訪問の意図としては、今回の映画「レッドクリフ」に因んでの遠征。

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映画「レッドクリフ」のキャッチコピーである、
“曹操軍80万 VS 孫権&劉備連合軍5万”
フランク・ミラー原作「300」を連想させてしまう、
圧倒的に軍勢不利の状態での名勝負の原点とも言うべき“赤壁の戦い”。
“赤壁の戦い”を知らない方が「レッドクリフ」を観る場合を考慮して、
“赤壁の戦い”の全貌には触れないようにしますが、
この敗北度200%の不利な状態でも、戦いに挑む男たちの歴史的合戦は、
日本の戦国史にも数多くあった.....。

kmkz.JPG代表的なのが、1274年と1282年の鎌倉時代に、
二度に渡るモンゴル軍「元寇」を迎え撃った、
「文永の役」と「弘安の役」かもしれない....。
この戦いでは、ジョージ・リンチ・モデルでもお馴染み、
「神風」が起こり、蒙古船が海へ飲み込まれたと言う話。
まぁ、ジョージ・リンチの「神風」は、
第二次大戦中の日本軍の特攻隊の「神風」だけど…。
そんな“大和魂”漲る男たちの戦いにおいて、
僕が思い出すのが、1590年(天正18年)の“小田原の役”。
天下統一目前の強大なるパワーを兼ね備えた、
ご存知、豊臣秀吉に対し、真っ向から屈っしなかった、
北条氏政率いる後北条氏との戦いである。
豊臣軍20万 VS 後北条氏6万のバトル勃発!!!!!!!
注目すべきは豊臣軍がオールスター集団である。
徳川家康、前田利家、上杉景勝、真田昌幸、羽柴秀勝、
石田三成、織田信雄、黒田如水、宇喜多秀家、
細川忠興、小早川隆景、池田輝政、浅野長政…
織田信長が権力を振りかざしていた頃からの
猛者たちが集結し、小田原城拠点とする、
北条氏政たち関東エリアにドドドっと押し寄せた。

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関東地方に、立派な城が残っている場所は非常に少ない…。
ほとんどが城址であり、今回の忍城や小田原城を含めて、
近代的な城として復元されたものが多いのが現状…。
とは言っても、関東には城として復元された場所さえも少ないです。
それだけ、豊臣軍に各城がボコボコにされたことが伺える。

現在の皇居である江戸城、河越城、岩槻城は、
築城の名手と謳われた太田道灌による難攻不落の堅城。
また、信長が築城した幻の城、安土城の構造を模して築城された八王子城など、
そんな名城をも支配下にあった後北条氏の各要塞に、
豊臣軍20万の軍勢が、怒涛の攻撃を加え、次々と落城させる。

っが…?!

この忍城だけが、豊臣軍は苦戦を強いられ、攻略出来なかったんだよね。
すげぇーっかっこいいひらめきひらめき

忍城の特筆すべきポイントは、城の周りが沼地&湿地帯だった事。
自然の要害が、忍城の最大の武器であり、城攻略の難易度が高い。

この忍城攻略に任命されたのが、あの石田三成!!!
秀吉のブレーン的存在だった三成だが、他の武将よりも戦経験は少ない。
知能派である三成の湿地帯を要した忍城攻略の策は、水攻めであった。

忍城を取り囲むように、通称“石田堤”と呼ばれる堤防を築き、
忍城を水没させようと言う戦略に出た。
利根川水系を利用し、忍城の廻りには、どんどん水がたまり始めた。
ところが、ある日突然大雨が降りだし、堤防が決壊。
濁流は、肝心の忍城に押し寄せず、三成軍らに襲いかかり、
多数の兵を失い、水攻めは失敗に終わってしまう…
おまけに、大雨により以前にも増した湿地帯となり、
城攻めは、さらに困難を極めたと言う…。

すでに三成軍により、四方を水に囲まれてしまった城が、
大雨の影響を受けずに、その堅城ぶりを見せ付けたその姿は、
“忍の浮き城”と呼ばれた。

asato with oshi.JPG結局、小田原城が降伏したのに、
忍城だけが防戦状態だったんだよね....。
あの“赤壁の戦い”も長江と言う大河を、
巧みに利用した連合軍の勝利だったワケだし。
この忍城の逸話は、すごく好きであり、
「レッドクリフ」に通じます。
是非とも、この難攻不落の忍城エピソードも、
映画化されて欲しいなぁ....
甲斐姫と言う戦国史に残るヒロインもいるし。
なによりも「忍城」って名前が最高!!!!!!
12年振りの忍城訪問でしたけど、
天候にも恵まれ、城の写真撮りまくりでした。
行田名物「ゼリーフライ」が食せず、残念!!!

さ〜て、やっと本題です(笑)
11月に突入しましたね....2008年も残り2ヶ月…早いなぁ
今月から、また新たなオープニングとエンディングを飾るインストが、
オン・エア楽曲に組み込まれます。
かなりのマニアック度高い作品であり、廃盤でレアな楽曲です。
まず、オープニングを飾るインスト・ナンバーは、
元マリリン・マンソンのメンバーだったティム・スコルドが、
ティム・ティムと言う名前でベーシストとして参加していた、
北欧出身のバンド、ショットガン・メサイアの記念すべきデビュー作、
「SHOTGUN MESSIAH」からの楽曲。

shtgnmssh.JPG
キレイなブロンド・ヘアーが印象的なのが、当時のティム・スコルド。
ちょっとボーイ・ジョージに似ている(笑)
もともと、スウェーデンで、キングピンと言うバンドで活動していた彼らだが、
アメリカ進出をキッカケに、ショットガン・メサイアに改名。
1989年に1stアルバム「SHOTGUN MESSIAH」を発表。
写真左から2番目のヴォーカリスト、ジニー・ザンは、
このアルバムのみヴォーカルを務め、脱退してしまう。

当時、北欧出身でアメリカで成功を収めたヨーロッパ。
彼らにはヨーロッパのようなエッセンスはなく、
グラム・メタルらしい風貌と、ハノイ・ロックスのようなビートが印象的。

でも、多くのテクニカル・ギタリストを輩出してきたスウェーデン出身だけに、
写真左のギタリスト、ハリー・コーディのテクニックは素晴らしい!!
華麗なる早弾きも展開するハリーだが、イングウェイでもなく、
ジョン・ノーラムでもないサウンド面、テクニック要素を持ったギタリスト。
デンジャー・デンジャーのアンディ・ティモンズのような、
派手なギター・パフォーマンスをせず、
細部にわたる超絶テクが火を噴くと言ったタイプのような気がする。

アルバムに収録された楽曲は、なかなかの完成度。
それだけに、アメリカ進出を3〜4年早めれば、ラットの後継者として活躍出来たかも。
シーンを味方に出来なかった残念な彼らなんだけど、
彼らの1stアルバムの完成度の高さの裏には、
ハリーが猛烈に早弾きしまくるインスト・ナンバーがあるから。
今回のMETAL無頼漢のオープニングを飾るのは、
ハリーの高速プレイが光まくるexclamation×2「THE EXPLORER」exclamation×2

ヴォーカル・トラックでは、時折聴かす早弾きプレイだったが、
この「THE EXPLORER」では、これまで消極的にプレイしていたハリーが、
フル充電してしまったかのように、スティーヴ・ヴァイもビックリなプレイを展開。
年末へ向かうMETAL無頼漢を軽快に送り出すナンバーです。

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続いては、日本でもファンが多いレザーウルフだぜっ!!!!
ルックス、楽曲の構成、ヴォーカリストの声、重厚なコーラス、ギター・ソロ…
もう、どれをとっても完璧なバンド、レザー・ウルフ。
ブリティッシュの余韻を感じさせながら、アメリカのワイルドさが融合。
NWOBHMでもなく、ハードロックでもなく、スラッシュでもない、
真のヘヴィ・メタル・アンセムを奏でたレザーウルフ。
ライオット、ヴィシャス・ルマーズ、メタル・チャーチ、
そしてレザーウルフの4アーティストは、
パワー・メタルのパイオニア的存在と言っても過言じゃないだろう。
僕の中で勝手に上記4アーティストは、パワー・メタル四天王です(笑)

レザー・ウルフの十八番は、ヴォーカリストのマイク・オリヴィエリも
ギタリストとしてプレイする、トリプル・ギター編成。
現アイアン・メイデンもトリプル・ギターだけど、
メイデンの哀愁さをも兼ね備えながら、荒削りなエッヂの効いた旋律が、
レザーウルフの最強の持ち味じゃないでしょうか。
そして、ソロ後半で聴かせるトリプル・ギターの高速ユニゾンは涙モノ!!

1984年にロスで結成され、当時のL.A.メタルに染まらず、
ブリティッシュ臭い泥臭さと、テクニカル集団ならではの
バラエティに富んだ楽曲を生み出す器用さで、
80年代に3枚のアルバムを発表した後、90年代でシーンから消えてしまった。
そのため、その3枚は廃盤となってしまい、マニア度高い作品になってしまった。
今回は、そのうちの1枚で、まだ比較的手に入りやすい3rdアルバム
「STREET READY」をピックアップ。

レザーウルフは、1999年に奇跡の復活を果たし、今回の「STREET READY」から、
10年振りとなる4thアルバム「Wide Open」を発表したが、
またもや活動休止、2005年に新ヴォーカリストを起用しての再始動…。
翌年の2006年にオリヴィエリが復活し、昨年までに2枚のアルバムを発表している。
昨年発表された「New World Asylum」も完成度は、かなり高く、
原点回帰を感じさせながらも、新たなレザーウルフの誕生を感じた。
彼らのバンド経緯は、今もなお活動中のアナイアレイターに通じる。

とは言え、こんなカンジで、どうもバンド内に安定感が無い....。
よって、今回の「STREET READY」が、彼らの黄金期最後の作品であり、
シングル・カット2枚も出した商業的にも成功を収めた作品なのである。

そんな「STREET READY」…10曲収録のトータル尺40分と、
コンパクトにまとめられながらも、レザーウルフらしい珠玉のナンバーばかり。
その中に、アルバムにいいスパイスをもたらしているのが、
今回のピックアップ・ナンバーであり、METAL無頼漢ラストのインスト楽曲
exclamation×2「BLACK KNIGHT」exclamation×2

ショットガン・メサイアの「THE EXPLORER」とは対照的に、
ザクザクしたスラッシャーなリフと、ドラマティックな転調、
そして芸術的な同旋律を激しく、華麗に弾きこなす、
見事なユニゾン・プレイがたまらんナンバーです。

asato with asia.JPG
いやいや、急に寒くなりましたね…
秋らしい涼しさを通り越しちゃっているような気がします。
今回は、城について熱くカキコんじゃいました。
こんな自分ですが、まだ大阪城と姫路城は見たことないんです(笑)
城の魅力は、美しい天守閣かもしれませんが、
城址に潜む、熱く悲しいドラマもステキだと思うんです。
これって、解散してしまったバンドや、
消えてしまったバンドの良さを感じることと一緒じゃないかなぁ。
過去に拘って、新しいものを受け入れないように見えますが、
自分の生きてきたヒストリーの一部だから、
消すにも消せないんですよね....。
まぁ、それは悲しい思い出や、忘れたい失敗も消えないんですけどね。

おっ…なんだか秋らしいコメント書いちゃいました。

男闘呼組の「秋」って歌覚えてますか?(笑)
今月のポッドキャスティングもヨロしくでするんるんるんるんるんるん
posted by 佐藤朝問 at 07:50| Comment(1) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご無沙汰です。
ラウパ、白蛇&デフレパ、Behemothと続き年内のライヴはもうないかなという感じです。初台と高円寺で行われるDeath Metal Allstarsってのに惹かれて悩んでますが、きっと無理です。

こんなところで言うことじゃないんですが、ここしか連絡の取りようがなくて・・・携帯を水没させてしまってみんなの連絡先がパーになってしまった。なので時間がある時にでもメール下さいまし。携帯の番号もよろしくです。

すいません、全く関係のないことで(><)
Posted by な at 2008年11月07日 23:22
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