2008年11月22日

THE WiLDHEARTS「SHAME ON ME」

WH@.JPG

ko-yo-@.JPG
先週末、仲良くさせていただいているディレクターのSさんと、
日帰り群馬旅行に行って参りました。
群馬県はSさんの故郷と言うこともあって、
地元ならではの穴場などを教えてもらった有意義な小旅行でした。
もう、すっかり関東地方も紅葉シーズンに突入し、
山々が色彩豊かな表情を魅せていました…。

ko-yo-B.JPG
…って爽やかな出だしですが、今回の旅行は紅葉巡りではなく、
ちと変わったB級スポット探索が目的だったんですが、
ちょっとココで紹介するのは、いささか厳しいので、
僕のMYSPACEのブログに、この旅行の真の目的を綴ります…(笑)
1枚目と2枚目の写真は、群馬県月夜野にある景勝地「黒岩八景」。
車を走らせていたら偶然発見した紅葉の穴場スポットで、
Sさんも知らなかったダイナミックな渓谷。
紅葉シーズンだと言うのに、この場にいたのは我々だけ…。
雄大な黒岩八景を独り占めしてしまいました。

ko-yo-A.JPG
みなかみから伊香保方面に戻る際、沼田市を経由して、とある名瀑へと向かった…。
日本三名瀑のひとつにも数えられている「吹割の滝」。
以前、ココには訪れたことがあったんだけど、
Sさんは、ご存知ないようだったので、だったら行ってみようと車を走らせた。
この吹割の滝まで向かう道は、日本ロマンチック街道と呼ばれ、
栃木県の日光へと向かう街道であり、さすがに観光バスが多かった。

滝に着くと、小雨が降り始めてきた…。
山間と言うこともあって、天気が変わりやすいのは常識の範囲....

今回で2度目の訪問だけれども、雄大で迫力ある吹割の滝…。
改めて、この滝一体にそびえる巨大な岸壁にも圧巻してしまった。
先ほどの黒岩八景同様に、岸壁と紅葉のコントラストが素晴らしい。

ko-yo-C.JPG
最近、転落事故などが多いのか、滝つぼの近くまでは見れないように、
白線で観覧エリアが限られてしまい、白線を越えると、
常駐の警備員のオジサンに「ハイハイ、白線越えちゃダメだよ」っと言われる。
白線を越えてはならないと言うアナウンスも頻繁に流れ、
かなりの厳重注意を促していた。
僕が以前来たときは、こんな状態じゃなかったのに…。
この日は小雨混じりだし、一層危険なのかもしれないけど、
白線の中だと、あんまり滝の流れが見えないんだよね.....。

asato with ko-yo-.JPG
やっぱ秋はいいねぇ.....
四季の中で一番好きな季節です。

are there hardrock.JPG
さて、今回は来日公演が控えております、ザ・ワイルドハーツをピックアップ。
その前に、このMETAL無頼漢の趣旨をもう一度改めると、
化石化してしまった懐かしいHR/HMアーティストを紹介するブログ。
このブログを読んでくださっている方は、
僕がどんなアーティストが好きなのかは、大体予想がついたと思いますが、
今回のワイルドハーツを含めて、ピックアップ・アーティストを考える際、
このアーティストはハードロック、メタルなのか?
…っと、ちょい躊躇しがちなアーティストが多々あります。
チープトリック、ボストン、ラヴァーボーイなどの、
ストレートでダンサブルなリフを奏でるアーティストや、
「産業ロック」と言う皮肉めいたジャンルに挙げられる、
サヴァイヴァー、ジャーニー、フォリナーなども、
僕にとって当時、一ハードロックを聴く感覚で親しんできた。

もうちょい、さかのぼれば偉大なるクイーンやバッドカンパニー、
既に紹介してしまったキース・エマーソン等のプログレ一派、
はたまたポスト・ロック?ポスト・パンクであり、
インダストリアルな旋律を奏でるキリング・ジョークなども、
ココで紹介すべきなのかが迷ってしまうことが、何度もありました。

当然、メタル消滅へのキッカケを作ったグランジ・ムーヴメントにおいても、
ニルヴァーナ、パール・ジャムよりもサウンドガーデンは、
かなりメタル・フレーバーを兼ね備えたアーティストのような気がする。

今や頂点を極めたレッチリが、地道に“我が道”を築き上げた功績により、
ヒップホップ、ファンクなどをブレンドしたミクスチュア・シーンが確立され、
その余波は、明らかに現在のメタル・シーンにも浸透してきている。

上記のアーティストで、明らかにメタルではないってサウンドもあるが、
ロック・ジャンキーとなった自分の原点であるHR/HMと照らし合わせると、
曲構成、リフなどが、メタルなどと重なってしまうポイントが多い。

とにかく、HR/HMアーティストは不必要に技術力が高い。
言い方悪く言うと、無意味に巧すぎるのである…(笑)
また技術力のみならず、レーベルからの要望にもフレキシブルに対応してきた。
そんな対応を、人は“パクり”と呼ぶかもしれないけれど、
当時は、“パクり”とは呼ばず、ファンたちは楽しんできたのである。
とは言え、そんなHR/HMアーティストたちも必ずや壁にぶつかり、
はたまた、自分たちのルーツ、本当に演りたかった音楽へとシフト・チェンジする。
結果、消えてしまっていくバンドが多かったシーンなのかもしれない。

そんなハイレベルで、人間味溢れるサウンドから入ってしまった僕たちは、
ロック基準値が高いが故に、許容量が広がってしまったような気がする。
おまけに、“流行っているから”という、浅はかな理由で、
HR/HM信者になった者は、このブログを読んでくれていないハズ。
流行に振り回されないストイックさを持ちながらも、
ドラえもんの「バイバイン」を一滴垂らされ、増殖していくようなロックを、
冷静に、良いところを汲み取れる許容力を兼ね備えてきたのでは??

おまけに、MTV全盛期をも体験してしまえば、
“見せるロック”“売れるロック”“孤高のロック”の差別化を、
自分なりに会得しているような気がする。
予想を覆したニルヴァーナ・ショックのグランジ・シーン勃発においては、
その頃のMTVはブラック・ミュージックが牛耳っていた時代であったワケで、
ヒットチャートのような商業面のロックの成功は崩壊し、
文化がロックを築き上げた時代となり、波及は増々増えていったんだよね。

何度も言うように、ロックの細分化は、この50年間で目まぐるしく広がりを見せ、
原点を見失いがちなほどの波及っぷりである。
調べてみれば、メタル・シーンだけでも、
★オルタネイティヴ・メタル ★アヴァンギャルド・メタル ★ブラック・メタル
★クリスチャン・メタル ★クロスオーバー・スラッシュ ★デス・メタル
★ドゥーム・メタル ★ドローン・メタル ★エクストリーム・メタル
★フォーク・メタル ★グラム・メタル ★ゴシック・メタル
★グルーヴ・メタル ★インダストリアル・メタル ★メタル・コア
★ネオクラシカル・メタル ★ニュー・メタル ★ポスト・メタル ★パワー・メタル
★プログレッシヴ・メタル ★ラップ・メタル ★スラッジ・メタル ★スピード・メタル
★ストーナー・メタル ★シンフォニック・メタル ★スラッシュ・メタル
★トラディショナル・ヘヴィ・メタル ★ヴァイキング・メタル
★ニューウェイブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル
★ノルウェー・ブラック・メタル ★スカンジナビア・ヘヴィ・メタル
★ベイエリア・スラッシュ・メタル ★ブラジリアン・スラッシュ・メタル

ああああっ、もう何でもええわいっ!!!
っと叫びたくなるほど、細かいカテゴライズが築かれているようである。
こうも、無茶苦茶に細分化されていると、ちょい引いてしまう…。

どう見たって、“俺たちだけの音楽だ!!!”
…っと言い張るエゴイストが増えたようにしか見えない。
シーン全体の活性化ではなく、てめぇの事しか考えないアーティストが、
増えたように僕は捉えてしまう。
上記の細分化をインターネットで調べた自分が言うのもなんだけど、
インターネットの影響も少なからずあるんだろうね.....

よって、余計な情報が邪魔する事で、HR/HMの枠組みが決められず、
このブログ、メタル・チャンネルへのラインナップがてこずってしまう。
ロック愛ある故の悩みと、頑固な過去への拘りなどが僕を困らせるのである。

thwdhrts.JPG
でも、今回のワイルドハーツは、迷いなく選ばさせていただいた。
写真左から、ドラム:ステディ、リーダーのジンジャー、
ベース:ダニー、ギター:CJ 今回のピックアップ・アルバムである1stアルバム、
「Earth Vs The Wildhearts」時のフォト・ショット。
1989年、イギリス・ニュー・キャッスルで結成され、来年で結成20年目を迎える。
20年のキャリアを持ちながらも、ワイルドハーツのイメージは、
現ロック・シーンを賑わすような、ハードコアっぽさや、
青春パンクのような軽快なパンキッシュ・ビートを打ち出すバンド。
若者を虜にするモッシュ必至なナンバーから、
軽やかなポップ・センス光るナンバーと、ライヴ栄えする楽曲が武器であり、
オールドスクールとエモーショナル・ロックのクロス・オーバーを感じさせ、
先ほど述べたロック・シーンの荒波に、ひょいっと乗り、
ビートルズのようなポップさと、ハシュカ・ドゥのような通向けさが、
幅広いジェネレーションに支持されている要因なのかもしれない。

thwdhrts cllctn.JPG
記憶に新しいのが、2004年のサマーソニックにて、
当初ライヴを行う予定だった、イギリスの新鋭ダークネスが、
サマーソニック出演がキャンセルとなり、急遽代役を果たしたのがワイルドハーツ。
ワイルドハーツだったら…って思ったお客が詰め掛けまくり、
大盛り上がりのステージだった。
その盛況振りは、さすがであり、コンスタントにアルバムを出してきた
ワイルドハーツの人気と実力を改めて感じさせられたエピソード。

活動休止なども経ながら、今年発売されたカバー・アルバム含む、
17枚のアルバムを発表してきた彼らは、日本でのライヴを積極的に行うバンドであり、
多国籍ロックを吟味できる日本人を常に楽しませてくれている。

QB.jpg
イギリス、サウス・シールド出身のジンジャーは、
実は、クワイア・ボーイズの初期メンバー。
1977年映画「クワイヤーボーイズ」からインスパイアされ、
1984年に結成したクワイア・ボーイズは、ロンドンのクラブを中心に活動。
アンディ・マッコイのバンドの代役や、ガンズのイギリス公演の前座などを経験し、
オジーの奥様、シャロン・オズボーンに見出され、結成5年目にして、
ようやくメジャー・レーベルから、1stアルバムを発表した苦労あったバンド。

ジンジャーは、1stアルバム発表前に、クワイア・ボーイズから解雇。
その後、ジンジャーはギタリストとしての道ではなく、
自らのバンドを作ることを決意し、1989年にワイルドハーツを結成する。

当初のワイルドハーツでのジンジャーは、ギタリストに徹しており、
デモ曲を製作しながら、ライヴを展開してきた。

その頃のワイルドハーツは、非常にガンズ・アンド・ローゼスを意識したサウンドであり、
UKシーンでは、あまり注目されなかった…。
その後は、幾度のメンバー・チェンジを繰り返しながら、
ジンジャー自らがヴォーカルを務める編成へと変えていき、
クワイア・ボーイズ時代の経験を糧としたサウンドを生み出していく。
1992年にEP盤「MONDO AKIBO A GO-GO」リリース。
この作品の製作時には、イギリスを代表するバッドボーイ・ロック・バンド、
ドッグス・ダムールのドラマー、バンが参加していたこともあって、
一気に、そのEPは、イギリスの雑誌「ケラング!」などから注目を集めた…。

WH break.JPG結局、ドラムのステディが戻り、
1993年、記念すべき1stアルバム
「Earth Vs The Wildhearts」を発表。
ちょい不気味なジャケットに、
日本盤には2曲ボーナス・トラック追加の
計13曲収録の作品。
タイトル名の由来は、
1956年のB級SF映画の金字塔、
「Earth vs. the Flying Saucers」から。
(邦題「世紀の謎・空飛ぶ円盤地球を襲撃す」)
とにかく、かっ飛びロックチューン満載で、
素晴らしい仕上がりの1枚である。
分厚いスラッシュなリフが印象的な、
「Greetings From Shitsville」、
コレぞ、ワイルドハーツならではの軽快ナンバー
「TV Tan E.P.」、
ラモーンズ、ハノイ・ロックスを髣髴させる
「Caffeine Bomb」
そして、彼らのライヴ定番ナンバー
「Suckerpunch」、
この4曲をシングル・カットし、
爆発力と軽快さを兼ね備えた
ザ・ワイルドパーツは始動したのである。
ジンジャーのエッヂが効いてハスキーなボイス…
メタルを愛するギタリスト、CJのプレイ…
曲によっては分厚いスラッシャーなリフ、
思わず首を振りたくなるナンバー陣は、
紛れもなく、HR/HMサウンドである。
当時の僕は、クワイア・ボーイズの魅力が分からず、
とにかく、攻撃的なワイルドハーツにゾッコン。
この作品のミックスには、
プリースト、アンスラックスの作品に関わった、
マーク・ドットソンが担当。
また、スペシャル・ゲストとして、
デヴィッド・ボウイ、ルー・リード、ボブ・ディランなど、
錚々たる面子の下でギタリストとして活躍した、
あの、故ミック・ロンソンも
「My Baby is a Headfuck」に参加。
この曲が、彼の最後の演奏楽曲となってしまった。
そんな捨て曲一切ナシの今作からのピックアップ・ナンバーは、
exclamation×2「Shame on Me」exclamation×2
パンキッシュで、ハードロックで、中盤ではオルタナティヴに転調し、
ラストは哀愁漂う流れで静かに終わる…
現在のメロコア・アーティストっぽく、でも、懐かしい90年代初期のような、
王道のスタイルが確立された完璧な1曲です!!!!

asato with acdc.JPG
いやぁ〜急に寒くなりましたね....
のんびりしていると、紅葉シーズン逃しちゃいますね。
とは言え、まだ外苑のイチョウ並木は、まだ黄色くなってませんでした。
今日からの三連休で、是非紅葉などを楽しんでください。
それにしても、サッカー日本代表、よくやりました!!!!
posted by 佐藤朝問 at 06:56| Comment(1) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
METAL無頼漢 -METAL BURAIKAN-: THE WiLDHEARTS「SHAME ON ME」
Posted by ビキニ イラスト at 2013年07月21日 07:36
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/110156562

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。