2008年12月15日

Cinderella「Long Cold Winter」

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11月最後のブログで、僕の故郷、鎌倉を紹介するとカキコミましたが、
スケジュールなどが合わず、やっと書類等の手続きにより、
鎌倉市役所を訪れたので、僕なりな半日鎌倉巡りを紹介しようと思います。
すっかり、鎌倉の名物となった「人力車」。
鎌倉の風情にピッタリな人力車ではあるけれど、
僕が住んでいた頃には、今ほど街並みに溶け込むほど、
スイスイ走っている姿は見たことなかったです....。
だから僕には、あまり馴染みがないんですよね....。
とは言え、鎌倉巡りは、車は不便であり、歩きか自転車が最も適している。
そう思えば、鎌倉の立地条件に適しているのではないかと思います。

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鎌倉駅に着いたのが午前中…
早速、駅前のレンタル自転車で自転車を借りて、市役所へ。
市役所へ向かう途中に、何件かレンタル・サイクル屋さんを発見。
僕が借りたママチャリよりも、駆動力あるマウンテンバイクなどがあって、
な〜んだ、ココで借りれば良かったと後悔しながらのスタート。
鎌倉は、自転車を借りることをお薦めします。

さて、市役所で事を済ませた僕が最初に向かったのが、佐助稲荷神社。
超有名スポットである源氏山の「銭洗い弁天」のそばにある、
ちょっとマイナーなお稲荷様。
観光客がウジャウジャいないその場所は、とても静寂で、
古き良き鎌倉を満喫できる場所だと思います。

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まぁ、鎌倉が好きだと言ってくれる方多いですよね。
特に女性の方が多い印象です。
男性陣もデート・スポットとして鎌倉へ行く方も多いと思います。
そんな方たちは、とにかく美味しいお店をよく知ってます(笑)
地元である僕は、外食などしなかった身なので、
まったくもって知りませんよ(笑)
僕が住んでいた頃の「小町通り」はあんなにお店なかったですもん。
なので、「美味しいお店教えてよ」って訊かれても分からないんです。
唯一、僕が知る外食スポットが「岩窟不動茶屋」。
佐助稲荷から寿福寺方面へ向かい、途中右折で線路を渡り、
八幡宮横に出る“いわや通り”沿いのお店。
ココは昔からあった、なかなかの穴場スポットで、
昨年リニューアルしたそうで、スウィーツなどが充実したカフェのような店構え。
昔は店内に、囲炉裏もあって素敵な雰囲気だったので、ちょい残念。
お店の外には岩窟不動尊や庚申塔があります。
当時、崖にぽっかり開いた洞窟のような岩窟(いわや)があったのに、
残念なことに埋められてしまっていたのが、寂しかったです。
でも、ココの名物「和風ラーメン」は健在だったので良かったです。

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鎌倉のシンボル、鶴ヶ丘八幡宮。
段葛経由でもなく、小町通り経由でもなく、扇ヶ谷経由で八幡宮に到着。
とにかく観光客の波を避けての、地元ならではの裏ルート(笑)
写真に写るは、ご存知太鼓橋。
現在、通行不可ですが、僕の小学校時代は通行出来たんです。
ココを助走ナシで上まで行けるかを、みんなで競ってましたね。
やんちゃだった時は、塾帰りに段葛を自転車で猛スピード!!!(笑)
とにかく、僕らは八幡宮の源平池で、“マッカチン”こと、
アメリカザリガニを獲ることが青春の1ページですね。

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八幡宮境内を、あの頃のようにママチャリでかっ飛ばし、
向かった先は、鎌倉幕府を生んだ源頼朝公のお墓。
僕の知る頼朝さんのお墓は、今では見られません.....。
現在の石塔は平成二年に補修されたもので、昔はもっと質素で、
苔が付いた丸い石が五個積み重なっているだけだったんですよ。
その頼朝さんのお墓が倒壊してしまった時は、当時、大事件でしたよ。
写真に写るのが、頼朝公のお墓そばにある白旗神社。
昔から、僕は必勝祈願をココでしています。

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さてさて、頼朝公のお墓から、合格祈願で有名な荏柄天神を過ぎて、
鎌倉宮こと大塔宮方面へ向かい、右は瑞泉寺、左は覚園寺。
迷わず、覚園寺へと自転車を走らせる.....。
数多くの寺を擁する鎌倉の中でも、古き鎌倉の面影を残す古刹、覚園寺(かくおんじ)
20年以上振りに訪れてみたものの、雰囲気がガラリと変わって残念。
もっと鬱蒼とした山間のお寺だったのに、
新しい山門と、お寺の前が随分と広々してしまっていた。
ココは、境内の観覧時間が決まっていて、
10:00、11:00、12:00、13:00、14:00、15:00の6回のみ。
確か、僕が親父と一緒に来ていたときは、朝だけだったような気がする。
朝早く起きて覚園寺に行かないと、薬師堂は観覧出来なかった思い出があります。
この日は、14:00の境内観覧に…。
境内を巡りながら、覚園寺の歴史を聞きながらの約40分間…。
境内の撮影は一切禁止でしたが、見事な薬師堂、そして紅葉でしたよ。

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さてさて、覚園寺から僕の母校、第二小学校を経て、
杉本観音を過ぎた辺りで、犬懸橋を右折し、ひたすら山へ向かいます。
着いたのが、鎌倉時代の交通網として知られる“切通し”のひとつ、
「釈迦堂口の切通し」。
朝比奈、名越、大仏坂、極楽寺坂、化粧坂、亀ヶ谷、巨福呂坂っと、
鎌倉には“鎌倉七切通し”と呼ばれる七つの歴史的交通網が存在しました。
そんな七切通しにはエントリーされてはいないのに、
鎌倉の切通しナンバー1であろうダイナミックさを誇る場所。

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桑田佳祐さん監督作品「稲村ジェーン」のロケ地でも知られる釈迦堂口切通し…。
何度訪れても、やはり圧倒的な迫力であります!!!!
ココは、当時の僕らにとってワープ出来る場所でありました。
最初の写真の釈迦堂口と2枚目の釈迦堂口では住所が違います。
最初が浄明寺であり、2枚目が大町という住所。
浄明寺と大町では、小中学校の学区がぜんぜん変わってしまいます。
浄明寺という住所は山よりの鎌倉で、大町という住所は海よりの住所。
まさに、「スターゲイト」ばりなワープ・ルートでしたね。

僕はこの後、この釈迦堂切通しの上に行ったんですけど、
なにやら発掘調査が行われていて立ち入り禁止でしたね。
この釈迦堂口と同じぐらいの洞門があったのに…残念でした。

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冬の海もイイもんですね…
僕の知る由比ガ浜エリアの面影は、まったく無かったですが、
遠浅の海岸と滑り川の河口は変わらず残ってましたね.....

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“古都鎌倉”で親しまれている場所なだけに、
街が廃れていくのは寂しいかもしれませんが、
廃れるというよりも、近代化や住宅地が増加していた鎌倉でした.....。
この分じゃ、まだまだ世界遺産登録は厳しいんじゃないかな....
そんな嘆きを噛み締めながら、酒好きの地元衆が集まる「ひら乃」で、
焼き鳥とビールを堪能しました。

さてさて冬本番を迎えた12月中旬…。
冬に因んだHR/HMアーティストを考えた末、思いついたのが、
東海岸出身とは思えない奇抜なルックスでデビューしたシンデレラでした。
バンド名からして、ガールズ・バンドのように思えてしまいますが、
スティーヴン・タイラーも真っ青な、デカイ口で、
独特のハスキー・ボイスで熱唱するトム・キーファー率いるバンド。

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1982年に結成されたシンデレラは、2年間の活動休止ありながらも、
現在もバンド活動をしている、息の長いバンド。
とは言え、エクストリーム同様、名の通ったバンドでありながらも、
作品数は少なく、オリジナル・アルバムは、4枚しか発表していない。
賛否両論となった、1990年発表の3rdアルバム「Heartbreak Station」により、
トム・キーファーのブルース色を前面に出したスタイルが、
彼らの方向性が定まらなくなった要因ではないか??
それだけ、1stアルバム、2ndアルバムを引っさげての1980年代の彼らは、
グラム系に属しながらも、独特の疾走感と存在感を兼ね備えていた。

ってなワケで、何故、寒い冬にシンデレラかと言うと、
彼らの2ndアルバムであり、大ヒットを記録した、
「Long Cold Winter」が思いついたから(笑)

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1982年、フィラデルフィアで結成されたシンデレラ。
ヴォーカルであり、リード・ギタリストのトム・キーファー(写真右から2番目)、
トムの古くからの友人、ベーシストのエリック(写真左から2番目)、
そして、後にブリトニー・フォックスに加入するマイケル・スメリックと、
1987年に他界してしまったトニー・デストラの4人編成が、初期シンデレラ。

まさに“シンデレラ・ストーリー”と呼ぶに相応しいのが、
シンデレラを発掘したのは、あのジョン・ボン・ジョヴィ。
上記編成のシンデレラをペンシルヴァニアのエンパイア・ロック・クラブで、
ジョンは彼らを目撃し、レコード会社へ推薦した。
このエピソードは非常に有名な話であり、ジョンはその後もスキッド・ロウ、
ファイヤー・ハウスなども世に送り込んでいる。
特に、トム・キーファーのヴォーカル・スタイルに、ジョンは感激したらしい。

1985年にレーベルとの交渉を成立したシンデレラは、
ブリトニー・フォックスへ移籍した二人の代わりに、
ジェフ・ラバー(写真左端)とジム・ドルネックを迎え入れ、
デビュー・アルバム「Night Song」の制作に取り掛かった。

今作のプロデューサーは、後にヴァン・ヘイレンや、
ジョー・サトリアーニなども手掛けたアンディ・ジョーンズ。
アンディは、ジムのドラミングに違和感を感じたらしく、
アンディのお抱えドラマー、ジョディ・コルテスに委ねてしまう。
ジョディのドラム・ワークにより、1年間に及ぶレコーディングの末、
完成された、シンデレラのデビュー作。
しかし、デビュー作「Night Song」完成時に、W.A.S.P.の際に触れた、
多くのプレイヤーを輩出したロンドンと言うバンドで活躍した、
フレッド・コーリー(写真右端)を正ドラマーとして迎え入れる。

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ダンディ坂野ばりの「ゲッツ!!!」ポーズをしちゃってるトム・キーファー!!(笑)
ヴィジュアル系100%のジャケットのデビュー作「Night Song」。
モトリーやポイズンのような妖艶さを醸し出したルックスだが、
音楽性は、非常にデビュー作とは思えない重厚さと哀愁さがあった。
1曲目からオジーが歌いそうな不気味なナンバー「Night Songs」。
そして、2曲目は1stシングル・カットであり名曲「Shake Me」。

この「Shake Me」で、シンデレラのメンバーが、ギターをクルっと回転させる、
イングウェイもよく使うパフォーマンスを多用していて、
中学時代、自分の肩掛けカバンをよく回してましたね(笑)
だから、いまだにシンデレラ=ギタークルっと回転ってイメージがあります。
シンデレラの面白いポイントは、演奏スタイル。
ジェフ・ラバーは、クレイマーを弾くメタル系でありながら、
ヴォーカルのトムは一環として、レスポールを弾きこなす。
荒々しいLAメタルなリフを、ツイン・リード・ギターで展開した
初期シンデレラなんだけど、バラード・ナンバーになると、
トムのレスポールの在り方が納得してしまうほど、重く切ない旋律を奏でる。

このアルバムは中学時代、死ぬほど聴きましたね…
特に「Once Around the Ride」→「Hell on Wheels」、
そしてシングル・カットされた「Somebody Save Me」までの、
かっ飛びロック・チューンの3連続が大好きでした!!!!
収録曲「Nothing for Nothin」と「In From the Outside」では、
ジョン・ボン・ジョヴィがバック・コーラスで参加するなど、
完成度高い今作は、いきなりダブル・プラチナ・ディスクを獲得する。

シンデレラの最初のツアーは、同郷であり同期のポイズンとのジョイント。
この時のツアーの前座を務めたのがラウドネス。
その後は、デヴィッド・リー・ロスのツアーにゲスト参加し、
兄貴的存在であるボン・ジョヴィのツアーにも前座として出演し、
同時にモンスターズ・オブ・ロックにも出演し、着実に実績を積み重ねていく。

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1988年、今回のピックアップ・アルバム「Long Cold Winter」を発表。
このアルバムから、シンデレラはグラム系を脱皮し、
ブルース・ロック・バンドへと進む彼らの片鱗を垣間見ることとなる。
とにかく、今作で、トムのオールラウンド・プレイヤーとしての才能が光る。
ダブル・ネック・ギター、スライド・ギター、ブルース・ハープ、アコギ、
そして、HR/HMシーン屈指の名バラードである
「Don't Know What You Got (Till It's Gone)」で聴かせたピアノ演奏。
トムのピアノとブルージーで泣きまくるギター・ソロ…
名バラードの王道の調べを、トム一人が演出している。
そして、この曲のPVを担当したのが、スティールハート「She's Gone」、
ヨーロッパ「Carrie」、ウォレント「Heaven」などの、
名バラード・ナンバーのビデオを多く手掛けたニック・モリス。

この2ndアルバム「Long Cold Winter」は、
とにかく“乾いた世界観”を前面に出している。
凍えるような寒さを感じさせる「乾き」と、砂漠の中の空っ風のような「乾き」。
相反する「乾き」がひとつのアルバムにより収められたことによって、
極上の統一感を築いた傑作中の傑作であり、
デビュー・アルバムを凌ぐ大ヒットを記録する。
この作品を軸に、モスクワで行われたミュージック・ピース・フェスティバルに参加、
自身のツアーでは14ヶ月間にも及ぶロング・ツアーを敢行する。

そんな、2ndアルバム「Long Cold Winter」からのピックアップ・ソングは、
ゲイリー・ムーアをも凌駕してしまうほどの激しく切なく、
叙情的なタイトル・トラックexclamation×2「Long Cold Winter」exclamation×2

この曲の良さは、当時の中学生の僕には理解できなかったなぁ....
大人になって初めて知る、ビターなブルース・ロック!!!!
5分強あるナンバーで、ほとんどがトムのブルージーな泣きのギター!!!
トムのギターを静かに支えるリック・クリニティのオルガンが、ステキ!!!
冬の由比ガ浜を、この曲を聴きながら歩いちゃいましたよ(笑)
すげー孤独に浸っていたなぁ.....(笑)

asato with the mad capusle markets.JPG
先週水曜日に、METAL無頼漢の放送の編集を担当してくれたN君の
送別会を兼ねた忘年会に参加しました。
いやいや、2008年忘年会ラッシュの幕開けでしたね。
大勢で飲みながら、鍋を楽しむ・・・
いいねぇ、年の瀬の飲み会は!!!!

本当にN君、ご苦労様でした!!!!
って言っても、最後に大仕事がありますんで、
よろしくね♪

このブログを読んでくださっている、
カンニバル・コープス好きの皆さんにお薦めの映画を、
今回の「シネドラ 番外編」にて紹介しました(笑)
posted by 佐藤朝問 at 00:14| Comment(1) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なんとかして来日して欲しいCinderella・・・ほんっとにライヴ観てみたいけど、日本ではもう観れないだろうな。一時期「今日本で一番CinderellaのDVDを見てるのは私だな。」ってくらいいろんなのを見ていました。

寒々しい北欧のシンフォニックなブラックメタルもこの時期オススメです。もっともっと寒くなって「こんな寒いのになんで私はここにいるんだろう・・・」と外で凍えている時に聴くと頭がおかしくなりそうです。

と言ってもあさとさんは聴かないよね。(笑)なんだか結局会う機会がなく今年が終わりますが来年は是非。
Posted by なち at 2008年12月24日 00:01
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