今年の10月にデフ・レパード&ホワイトスネイクが、
ダブル・ヘッダーでの来日が決定し、オリンピック・イヤーである2008年は、
驚くほどに大御所のメタル・バンドの来日ラッシュです。
我々にとっては、嬉しい年かもしれませんが、
やはり、ミャンマーのサイクロン災害、中国四川省の大地震と、
2008年まだ上半期だと言うのに、悲しいニュースが多いのも事実。
このニュースを観て、我々はどう思うのか?
ミャンマーと四川省の災害は先月であり、
1ヶ月が経った6月において、
徐々に時間とともに風化してしまうのが、
正直な話しような気がします。
その原因は、国内でも嫌なニュースが飛び交ってるから。
嫌なニュースが、過剰な報道により、
視聴者が知る必要ない情報までも耳に飛び込む....。
こんなニュースとミャンマー&中国での災害とが、
並行に報道されてしまうので、
重要性がファジーになってしまうような気がする。
複雑な外交問題により、当初の中国、ミャンマー両国の、
日本政府支援の受け入れの対応に
少々疑問はあったけれど、被災者である当事者に、
純粋な気持ちで、手を差し伸べることは、
人としての「思いやり」、「まごころ」を再確認できる時....。
これは万国共通な思いじゃないかしら??
とは言え、原油高騰、食物資源不足により、僕ら自身の生活も苦しくなってきており、
他人よりも自分たちの生活が大変なのも事実…。
自然災害、資源問題…
今まで人間が地球をいじめ過ぎてしまった報いなのかもしれないなぁ....。
「何が一番良い対策なのか?」っと考えてみても、
メビウスの輪のように、深い森を彷徨うようなほど結論が見えてこない。
このような流れの「今」を考えると、僕はある3曲を思い出してしまう。
井上陽水さんの「最後のニュース」、イエモンの「JAM」、
そしてブランキーの「悪いひとたち」.....。
ベイベー、 ピースマークを送るぜ!!!
この素晴らしい世界へ…
ピースマークを送るぜ!!
今日は、そんな思いを込めて、
メタル・アーティストが、“自分たちの熱き思い”を流星のように、
アフリカ飢餓救済のために投げかけた、チャリティー・プロジェクト、
ヒア・アンド・エイドの「Hear'n Aid」をピックアップ!!!
今年の3月まで、金髪だった自分ですが、
金髪と言う井出たちにより、お年寄りに席を譲ったりすると、
不思議な事に黒髪の人よりも、イイ人に見られてしまう…(笑)
これは、古田新太さんもインタビュー記事で言っていた。
金髪という、ダメ人間っぽい先入観が、良いことをされる事により、
不思議なギャップ感が生まれ、先入観を覆し、印象を良くしてしまうのかも。
そんなギャップを感じずにいられないのが、今回の作品....
上のずらりと並んだ集合写真を見ても、ハッキリ言って怖い(笑)
第一印象は、教育上良くないことを、思う存分経験してそうなメンバー(笑)
そんな彼らが、アフリカ飢餓救済の為に立ち上がったのが1985年…。
まさしく「無頼漢」と呼ぶに相応しい面々をプロジェクトとして招集させたのが、
ソロ・プロジェクト「DIO」結成当時のロニー・ジェイムス・ディオ。(前列右から2番目)
今から遡ること24年前の1984年…アフリカ・エチオピアは大飢饉に瀕していた。
その飢餓救済に、立ち上がったのがブームタウン・ラッツのヴォーカリストで、
ピンク・フロイドの「ザ・ウォール」にも出演したボブ・ゲルドフ。
彼は、まず1984年にイギリス&スコットランド出身アーティストが集まる、
チャリティー・プロジェクト「BAND AID」を発足。
ボブのエチオピア飢餓救出のメッセージに著名アーティストが賛同した。
そして生まれたのが、クリスマスの時期には、山下達郎さん程ではないにせよ、
街中で耳にする「Do They Know It's Christmas?」。
ヴォーカルを担当したのは、ポール・ヤング、ボーイ・ジョージ、
デュラン・デュランのサイモン、ポリスの活動停止宣言したばかりのスティング、
スパンダー・バレーのトニー、U2のボノ、ヘヴン17のグレン・グレゴリー、
当時はスタイル・カウンシルだったポール・ウェラー、お騒がせ男?、マリリン(笑)
ステータス・クオーのリックとフランシス、そしてワム!時代のジョージ・マイケル、計12人
演奏はギター:スパンダー・バレーのゲイリー・ケンプ
ベース:デュラン・デュランのジョン・テイラー
ベース:U2のアダム・クレイトン
キーボード:ウルトラボックスのミッジ・ユーロ
ドラム:ジェネシス時代のフィル・コリンズ
コーラスにはバナナラマやクール&ザ・ギャング、
シャラマー時代のジョディー・ワトリー、
フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドのホリーなども参加。
(ポール・マッカートニーは最終レコーディングの際オーバーダブで参加)
っとニューロマ全盛期のUKポップ・シーンだっただけに、
フワフワの金髪姿が印象的なアーティストばかり。
このバンド・エイドのメッセージは全世界を震撼させ、
大国アメリカも、ボブ・ゲルドフと共に、エチオピア飢餓救済プロジェクトを始動。
それが、ご存知「WE ARE THE WORLD」を歌うプロジェクト、USA FOR AFRICA!!


作詞作曲は、マイケル・ジャクソン&ライオネル・リッチー、
プロデューサーはクインシー・ジョーンズ。
「WE ARE THE WORLD」は僕にとって、初めての洋楽で、とっても思い出深い1曲。
当時僕は、まだ小学生だったんだけど、募金委員会に入っていて、
全校生徒たちに、募金を集めていた一人でした。
そんでもって、給食の時間は、必ず「WE ARE THE WORLD」を流してました♪
ライオネル・リッチー、スティーヴィー・ワンダー、ポール・サイモン、
ケニー・ロジャース、ティナ・ターナー、ジェームズ・イングラム、
ビリー・ジョエル、マイケル・ジャクソン、ダイアナ・ロス、ディオンヌ・ワーウィック、
ウィリー・ネルソン、アル・ジャロウ、ブルース・スプリングスティーン、
ケニー・ロギンス、ジャーニーのスティーヴ・ペリー、
ホール&オーツのダリル・ホール、ヒューイ・ルイス、シンディー・ローパー、
キム・カーンズ、ボブ・ディラン、そしてレイ・チャールズ....。計21人。
う〜ん…「紅白歌合戦」なみの豪華な出演陣。
全員コーラスには、何故かダン・エイクロイドがいるんだよね(笑)
ブルース・ブラザーズの成功によるものなのかな?
あとシーラEや、フリートウッド・マックのリンジィ、ジェフリー・オズボーンなどなど。

アフリカの飢餓問題が、クローズアップされていく…。
この頃は、まだCDも開発されていない時期なので、
レコード1枚により、飢餓状態の子供たちを救った。
1985年7月には、伝説のライヴ「ライヴ・エイド」が、
イギリスはウェンブリー・スタジム、
アメリカではフィラデルフィアで開催!!
全世界同時中継で、16時間の熱きステージが展開。
なんと、フィル・コリンズはイギリス&アメリカ両ステージ参加。
コンコルドでイギリスからアメリカへ行った!!
そんでもって上記2曲のヴァイブレーションは、長い髪の毛を振り乱す、
荒くれ者&無頼漢アーティスト達にも火をつける事になったワケ。
発端は、ディオに在籍していたジミー・ベインとヴィヴィアン・キャンベル。
二人が、ディオに「俺たちも何かやろうぜ!!」っと投げかけ、
不良集団たちが集まる、飢餓救済プロジェクト「HEAR'N AID」が生まれる。
今年で66歳を迎える、超大御所ロニー・ジェイムス・ディオ。
レインボー、ブラック・サバスと二大モンスター・バンドのフロントマンを経た、
彼の存在感はメタル・シーンでは絶大であり、わがままそうな奴らも、
ディオの呼びかけならと、続々と賛同するのである。
この時のDIOは、ロニー、ヴィヴィアン、ジミー、そしてヴィニー・アピス。
結成メンバーであり、黄金期メンバーである4人が作り出した
デビュー・アルバム「HOLY DIVER」、「The Last in Line」、「Sacred Heart」、
この三作品は珠玉の名作であり、瞬く間にメタル・シーンの頂点へとなった。
そんなアクセル全開のDIOメンバーによって作られた、飢餓救済ソングは、
物悲しさと、力強さが交錯し、それまでのメタル・アーティストの
悪態イメージを払拭してしまう名曲に仕上がった

メタル・アーティストのヴォーカリスト&ギタリスト…
メタル・ミュージックの“顔”とも呼ぶべき二つのパートの存在感、
そしてポテンシャルを遺憾なく表現した名曲


今さらですけれども、ピックアップ・ソングです。
ではでは、この「STARS」に参加したアーティスト陣の役割パートを紹介。
イントロは、「STARS」の作曲を担当したヴィヴィアン・キャンベルと
ジミー・ベインの静かなるギターのアルペジオから始まる



ディオ


ディオ


デイヴ・メニケッティ

サビの全員コーラスには、モトリーのヴィンスとミック、
キング・コブラ時のカーマイン・アピス、
スパイナル・タップのデレクとデヴィッド、
W.A.S.Pのブラッキーとクリス、
そしてテッド・ニュージェントやトミー・アルドリッヂなどが参加。
ブルー・オイスター・カルトのエリック・ブルーム

ラフ・カットのポール・ショーティノ

クイーンズ・ライクのジェフ・テイト


ポール・ショーティノ

〜ギター・ソロ〜(2:22〜5:05 2分半もギター・ソロ

ジェフリア時のクレイグ・ゴールディ

トゥイステッド・シスターズのエディ・オヘダ


ヴィヴィアン・キャンベル


ヴィヴィアン


ドッケンのジョージ・リンチ


イングウェイ・マルムスティーン



リンチ



カルロス



ブルー・オイスター・カルトのドナルド・“バックダーマ”・ローザー

アイアン・メイデンのエイドリアン・スミス&デイヴ・マーレー
(メイデンの二人は、各ギタリストのギター・ソロ間のバックも担当。)
ケヴィン・ダブロウ


〜ドラム・ソロ〜
ヴィニー・アピス


♪サビ♪&デイヴ・メニケッティ、ジョージ・リンチ?
ってなカンジ…。
ヴィンス・ニールは写真では目立っているくせに、
ヴォーカル・パートは任されていません(笑)
ディオのヴォーカル・パートの人選は厳しく、上記を見る限り
ヴィンスの入る余地はありません(笑)
ドン・ドッケンだけ、声が細すぎるんだよね....
ドッケンのパートは、ブラッキーが歌えば良かったのに…
ギタリストとしても実力十分のY&Tのデイヴにもギターを弾いて欲しかったよね

スティーラー、アルカトラズを経て、「ライジング・フォース」をリリースし、
一躍スーパー・ギタリストとなったイングウェイ。
彼の全盛期の高速プレイは、参加ギタリストの中でも飛びぬけている。
昨年の11月にクワイエット・ライオットのケヴィン・ダブロウが亡くなった。
52歳という若さでの他界…。彼の力強い歌声は、この曲でも輝いています

どうもです....じめじめしていて嫌ですね。
でも、ビールが美味しい時期でもあります


30歳半ばを迎えようとしているのに、親譲りなのか、
自分で言うのもなんですが、酒はかなり強いんですよ

そんな自分ですが、自宅では一滴も酒は飲みません....。
自宅では、ブラック・コーヒーばかり。
あとはヘルシア緑茶と豆乳、ヤクルト…(笑)
無駄なあがきなんだけど、こういう所で健康面に気をつけてます

あと、ライヴ会場でも、そんなに飲まないんですよ。
寂しがり屋だから、居酒屋やビアガーデンで、
みんなでワイワイ飲むのが好きなんでしょうね

さてライヴ会場と言えば、10月に行われるラウドパーク08の
出演アーティストが発表されました。
もう、スリップノットは興味ないんだけど、カーカスとオビチュアリーはやばいっす!!!
2年前のラウドパーク06の初日のみ行ったんですけど、
メガデスとアンスラックスで首振りまくり!!!
ふと我に返ると、ヘッドバンキングしているのが僕だけだったんです。
ただ、暴れまわっている者ばかり…。
こういった場所でも、ジェネレーション・ギャップを感じてしまいます。
かと言って、セックス・マシンガンズのオーディエンスのような、
意味の無いヘッドバンキングも嫌なんですよね。
僕にとって一体感を感じられないライヴが多くなっています。
そのせいか、どんどんライヴ熱が冷めちゃっているんですよねぇ。
って言いながらも、今週末のマーズ・ヴォルタのライヴは行きます(汗)
多分「ヘアーメタル」とか「メロスピ」とか言う方たちと僕が、
境界線が敷かれているんだろうなぁ....
人ぞれぞれロックの楽しみ方があるんで、何とも言えませんが、
デフ・レパードとホワイトスネイクをヘアー・メタルなんて呼んだら、
僕の熱い説教が待ってますよ...それもお酒ありで(笑)
たぶん気にするほどヘアメタルって使われてないと思いますよ。その手の音楽はみんな普通にLAメタルやNWOBHMって言ってると思う。
ちなみにMars VoltaとAvantasiaのライヴが被ってるんです。前者はこれからも来日してくれるし、後者は今回が最初で最後なので・・・っていう理由でAvaに来る人もいるわよお。そのあとはmaybeshewillも行くぜ。
近々また語りましょう。給料日後に。
冷めるよ。それが人間だし、飽くなき探求の糧でもあると思う。
でも聴き方が変わるよね。
同じことをやっているとマンネリと言われ、
で、新しいもの取り入れると
「変わった」「らしくない」って言われる。
これ、マイケル・キスクの発言。
継続と進化のバランスは難しい。
そして、紆余曲折を経て、
我々が愛したバンドは戻ってきている。
勿論、変わらず続けているバンドもいるけどね。
でもアイアン・メイデンも、
ジューダス・プリーストも、
デフ・レパードも、
そして、ザ・ビートルズも、
ゲット・バックだべよ。
冷めながらも、気にしているのならまだまし。
何かのきっかけでまた熱くなれるかも。
バンドも聴き手も模索して、
自分たちの居場所を見つけるのさ。
やっぱり、ここが居心地いいって。
オイラも巡り巡って
色んなジャンル聴いてきたけど、
やっぱり元気が一番出るのは、
HR/HMだね!
朝ちゃんと違って家で飲むから、
酔いが回ったかなぁ〜。
チッ、自分のブログよりも
書くのに時間かかったよ。